ブラッドノック
お酒のラベル
 生産国
イギリス
 生産地方
スコットランド ローランド
 分類
スコッチウイスキー
 タイプ
シングルモルト
 主原料
大麦 酵母

グラスに注ぐと、まるで黄金のような色をしています。立ち上るのはみずみずしい果実を思わせる芳醇な香り。それを楽しみつつ、一口含むと濃密でどっしりとした味わいが口の中に広がります。喉に流した後、香ばしさとフルーティな甘さが余韻として残り、それでいて重たさを感じさせない爽やかさがあります。
ブラドノックは、スコットランドで最も南にある蒸留所で作られます。ローランド地方にはかつて200を超える蒸留所がありました。ですが、現在は3つにまで減り、そのうちの1つがブラドノック蒸留所なのです。この蒸留所はレイモンド・アームストロング氏の個人経営であり、生産量も少ないのですが、ローランド・モルトのトップクラスの品質を誇ると言われています。

ブラドノック蒸留所は1817年に設立されました。ローランド地方はウイスキー産業の一大地域でしたが、時代が移り変わる中で徐々に衰退してしまいました。このブラドノック蒸留所も1993年には一時閉鎖、解体の危機を迎えたのですが、これを買い取ったのが前述のアームストロング氏です。
現オーナーのレイモンド・アームストロング氏はそもそも、ウイスキーのディスティラーではありません。彼は建築家で、この閉鎖寸前の蒸留所を自分の別荘に改築するつもりで買収に名乗りを上げたに過ぎないのです。
もちろん、彼はウイスキーを作るつもりはありませんでした。しかしながら、この小さな田舎町でウイスキーの蒸留所がなくなってしまうことを危惧した彼は、少量のウイスキーを作れるように前所有者に掛け合います。これを訪問者に売ることを提案したのです。アームストロング氏は蒸留所の一部を解放して、コミュニティ・センターやウイスキー・スクールを開いています。この新たな試みが、新しいブラドノックの名前を世界に広めたのです。
また、新たな生産が始まったのは2000年で、それまで使っていなかったシェリー樽も使うようになりました。もともとのブラドノックらしい甘く爽やかな味に、シェリーの香りがほどよく合わさり、新しい味わいも楽しめるようになりました。

年間わずか10万リットルしか作れないブラドノック。一時は世界から姿を消しかけたこの素晴らしいウイスキーは、新たな側面を持ちながら復活を遂げました。まさに奇跡だといっていいでしょう。
濃密でありながら爽やかで、癖がなくバランスが取れているため、ウイスキーの初心者でも手をつけやすいものになっています。

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