
- 生産国
- 日本
- 生産地方
- 山形
- 分類
- 日本酒
- タイプ
- 純米酒、純米吟醸、純米大吟醸
- 主原料
- 龍の落とし子、山田錦
山形の高木酒造が製造している十四代は、フルーティーな味わいが特徴となっています。従来の大吟醸は苦みというものが強く、なかなか大衆に受けないという問題を抱えていました。しかし十四代は甘みの強い大吟醸を造ることによって、一気にブレイクすることとなりました。十四代はプレミアが付いている銘柄も多数あるため、非常に高値で販売されています。今でも新しいものが多数販売されていることはよく知られています。
フルーティーな甘みというものを感じられるのに、キレとのど越しというものは凄くしっかりしています。甘みを引き立たせてはいるものの、日本酒に無ければならない部分はしっかり確保されていると考えてください。非常に飲みやすくて力強い銘柄であり、多くの方が気に入って購入するというケースが多くなっています。それ故にプレミアが付いており、日本酒の中でも最高クラスに匹敵するくらいの銘柄にまで上り詰めました。
この十四代が誕生した背景には、ある逸話も残されています。日本酒は商業登録をすることで販売することが可能となりますが、どのような銘柄にするのかで迷っていたことがあったそうです。そんな時に十四代だけではなく、十三代や十五代といった銘柄を次々に申請して、利用できないか考えていた時代がありました。その時に商標登録で通ったのが十四代だったので、この銘柄で販売することが決まったそうです。他の名前は既に利用されており、使えませんでした。
十四代がブレイクしたのは平成6年くらいのことです。当時の大吟醸は苦みの強く、日本酒のスタンダードと呼ばれるものばかりが人気となっていました。しかしこれでは女性の方がなかなか日本酒に手を出してくれないこともあり、新たな手法で十四代が作られたのです。巷で甘みがあっておいしいという評判が次々と広まったことにより、十四代は多くの方が飲みたいと思うようになりました。今でもその人気は根強く、色々な銘柄を購入して飲まれています。
日本酒はプレミアの付いているものも多数あることは事実ですが、それによって購入しづらいと感じることもあります。しかし十四代は飛ぶように売れているために、本当に美味しい銘柄なんだということを多くの方が分かっているのです。十四代シリーズは色々な物があり、ちょっとした違いによって大きな変化を加えている部分もあります。名物社長が生み出した最高傑作との呼び声も高く、多くの方がその味に酔いしれています。