
- 生産国
- 日本
- 生産地方
- 鹿児島
- 分類
- 焼酎
- タイプ
- 芋焼酎
- 主原料
- さつまいも 米
晴耕雨読は、鹿児島県南九州市で造られる芋焼酎です。
鹿児島県揖宿郡頴娃町産の黄金千貫を100%使用し、蔵に湧き出る開聞山系の地下水と白麹で仕込みました。仕上げに少量の米焼酎をブレンドすることですっきりしたまろみを出しています。
芋の自然な甘みとホックリとした旨み、そして米のすっきりとした懐の深さが、呑み飽きのない、それでいて年来の旧友と再会したような、懐かしさと新鮮さを同時に味わえる理想の芋焼酎です。
酒造は南九州市の佐多宗二商店。1908年に開聞岳と東シナ海を見渡す雄大な大地に開業しました。
社訓は「耕甕絆(こうおうはん)」。大地を「耕し」、「甕(かめ)」で保存と熟成、そして関わった全ての「絆(きずな)」に感謝。
創業以来、「焼酎は常に人々の中にあり、労働と共にある」という精神を引き継いでいます。また、昭和33年には二本で初めてアメリカに梅酒を輸入した業績を持っています。
しかし実直な酒造りは必ずしも世間の評判とは一致しないことも多々あります。地場産消費の価格設定をしていたため、拝金信仰が盛んなバブル期には安物の酒というイメージがつきまとい、細々と経営を維持するという時代もありました。
そんな追い風にも負けず、土地の農産物にこだわり抜いて理想の味を追い求めました。
だからこそ、「世の流れなんかには左右されない」というキャッチコピーの元、「晴耕雨読」が生まれたのです。
原料から出荷まで、消費者の手に渡った時のことを考え、一本一本愛情を込めて醸した芋焼酎はこれまでの概念を覆しました。飲み手のことを真摯に考え抜いた焼酎は、それまでの主流だったインパクトを塗り替え、飲みやすさと確かな旨さを実証したのです。
また、晴耕雨読には、黒麹を使用したものや、かめ壷仕込み、そして米焼酎をブレンドしない三年貯蔵、さらには原酒もあります。
飲みやすさを追求した晴耕雨読ですが、芋本来の力強さを楽しめる味も生み出されているのです。
いつもの疲れた後の「だれやみ」(一日の疲れをいやす焼酎のことを指す方言)として。
そして休日のひと時をいろどる友として、晴耕雨読はぴったりのお酒です。